コンドームをいつ、誰に、どう教えるか?
      (岩室の考え)


小学校 中学校 ポイント伝える目的・期待される効果
学年 ◎は必ず教えた方がいい学年を示しています。
コンドームという
言葉と機能


図で機能を
説明します
コンドームのことを伝えないとHIV感染で一番多い感染経路を正しく伝えられません。コンドームという言葉を教えられないのであれば、HIV/AIDSのことを教えない方が偏見や差別を生まないと考えています。

中学校の教科書には「コンドーム」という言葉が登場します

「コンドーム」という言葉の認知
コンドームの
実物紹介


パッケージは
開けません
      コンドームが友達同士で騒いだりするものではなく、学校で教えられるような大切なものであるという意識をどうどうと見せることで植え付けます。

ただし、実物を見せるに当たっては見せる側(学校、親、外来講師、等)が恥ずかしがったり、へんに構えていてはかえって逆効果になります。


高校の教科書でコンドームの写真が掲載されているものもあります

コンドームを科学的な存在として認識する
コンドームの
装着法紹介


実際に
デモンストレーション
をします
        自分自身が性体験がなくても、既に性体験がある友人、クラスメートもいる時期では遅すぎます。クラス、学年を踏まえてできるだけ早く教えましょう。自分で教えられないときはビデオがあります。

生活の中で必要かつ重要な道具であることを認識すると共に、その限界を知る

装着法を教える目的を確認しましょう。
曖昧に「コンドーム」を知った場合は「着ければいい」と安易に考える人がいます。
私がコンドーム装着法を教えるのは、「使う難しさ」と「コンドームのリスクと限界」を教えるためです。
コンドームで失敗する可能性があることは必ず伝えてください。
 (これはあくまでも岩室個人が多くの小学校、中学校、高校で話をさせていただき、そこで生徒さんが見せた反応、いただいたアンケート結果や感想文、等から判断した岩室個人の主観に基づくものです)
                       知識があっても使わない人がいます