pearly penile papule(フォアダイス)

性感染症の情報が若い男性に広まるにつれて、尖圭コンジローマではないかと不安になって「ペニスにいぼ」ができたと訴えるケースが増えています。

そのようなケースで一番多いのはpearly penile papule(フォアダイス)といって、亀頭部の辺縁(俗にカリと言われるところ)に直径1ミリ未満の突起様のものができているのに気がつく場合です。これは日本の医学書にもあまり記載がない良性の問題のないもので、放っておくしかありません。

尖圭コンジローマを疑う場合はまずいぼの形状を確認します。尖圭コンジローマの場合は鶏冠(とさか)状で、表面が平滑ではありません。放置しておけば数が増えます。

Pearly penile papule(フォアダイス)の場合は表面が平滑で亀頭部辺縁にほぼ一直線に並んでいます。放置しても数は増えません。

どうしてもこの状態がいやな人は、ご自分で相談に乗ってくれる医者を探してください。
なぜなら、異常ではないものを治療(?)すること自体が異常なことなのです。
岩室はそのようなことをする人のことまで責任がとれませんよ。

        尖圭コンジローマ           pearly penile papule(フォアダイス)


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