タイトル | 更新日 | ファイル名 | |
前立腺がん検診の課題 | ダウンロード用 (3.56Mb)(PowerPoint2007) |
H22.4.29 | iwa09 |
閲覧用 | |||
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前立腺がん検診関連データ | エクセルデータ(岩室集計) (Excel2007) |
H22.1.1 | pca |
要旨 ●PSAには前立腺がんを高い敏感度と高い特異度でスクリーニングするカットオフ値はなく、連続する 全ての値において前立腺がんのリスクがある ●PSA4.1ng/mlでの敏感度、すなわち捕捉される前立腺がんは全前立腺がんの20.5% ●PSA検診は前立腺がん死亡率を20%低下させるものの、1人の前立腺がん死を回避するには48人を 治療する必要がある 裏を返せば ●PSA検診では前立腺がんの20%しか補足しないから根治療法による死亡率の低下は20%にとどまる ●根治療法を受ける48人中47人は何もしなくても前立腺がん死しない ●PSA検診で病理診断されている前立腺がんはラテントがんである可能性が高い |
PSA検診を実施している市町村等に求められていること(岩室試案) ●インフォームドコンセントの徹底 →PSA検診の課題 過剰治療と対策( PSA監視療法) PSA4.0ng/ml未満における把握もれの存在 ●日本でのPSAの特異度、敏感度の検証 →PSA基準の引き下げ(3.0 ng/mL) ●検診へのPSA doubling timeの導入 →PSA1.0 ng/mL以上で翌年2倍もしくは1.0 ng/mL以上上昇は要精検 ●PSA監視療法(Active Surveillance)による過剰治療回避 →Gleason Score7以下は全例厳重な経過観察 →定期的な前立腺生検の実施を含む →経過観察基準の徹底 →結果の集積と分析 |