思春期保健指導者研修会が目指すこと

思春期保健指導者研修会とは?

 思春期の子どもたちに話をする仕事に携わる人、そういう仕事に興味がある人を対象とした2日間の研修です。2年前まで、地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センターで行っていました。
 思春期の子どもたちに、健康に関することについて話をするとき、こちらが伝えたいことがうまく伝わらないと思ったことはありませんか?
 どうすれば伝わるのか、どうすれば話に耳を傾けてくれるのか、どんな話が行動変容に繋がるのか そんなことで悩んだことはありませんか?
 そんな方のために、岩室紳也と北山翔子らが2日間かけて受講生が相手に伝わる話し手になっていただく。それが、「思春期保健指導者研修会」です。岩室の転職に伴い、ここ2年ほど開催できていませんでしたが、再び、この研修会を開催することになりました。

2日間で本当に話せるようになるの?
 予防に関するお決まりの、スローガンだらけの話をするのは簡単です。でも、思春期の子どもたちに伝わるような話をすることは難しいのです。それを2日間でできるようになるなんて、信じられないと思うでしょうけれど、講師の私たちも驚くほど、受講生の皆さんは変わっていきます。

話せる人を育てたい
 北山はある講演で大学生から「今まで中学、高校と6年間、学校でHIV/AIDSの話を聞いてきたのに、北山さんの話を聞いて初めて自分の問題だということに気づいた」と言われました。この子たちは、どんなHIV/AIDSに関する話を聞いてきたのだろう…と思いました。学校などで子たちに話すチャンスがあるのに、せっかくの話があまり役立っていないのはもったいない。思春期の子どもたちの心に届く予防の話ができる人を育てたい、という思いのもと、2日間の研修を実施したところ、たった2日間で、受講生の話が驚くほど変わりました。

伝わる話の技術はコミュニケーションの力になる
 研修の中で、どうすれば伝わるのかということをとことん考え、他の受講生の話を聞きながら自らの話を振り返るというセッションを繰り返します。その結果、短時間でプレゼンテーションの技術をしっかりと身につけることができるのです。2日間の研修の間、私たちが自らの経験からプレゼンの極意を、精一杯お伝えします。
「伝わる話」をとことん考えることで、人と関わる力が自然と身についていきます。

きつい研修だけれども成果は膨大
 受け身ではなく、演習が多いため、受講生の方にはかなりきつい内容ですが、人前で話すことへの自信をしっかり身につけて帰ることができます。研修が終わる頃には、皆さんが「早く人前で話がしたい」と思うようになるでしょう。




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